佐伯裕子の「うっすら」/老いは醜いのか/ゲーテと比較して NEW!
1 八十歳になったゲーテは、十八歳の若い女性に結婚を申し込んだんだそうな。いくらゲーテでもこれはアウトじゃないか。いくつになっても歩いていれば路傍の花に心を奪われることはあろう。でも、ゲーテさん、八十にもなって、十八の子 … 佐伯裕子の「うっすら」/老いは醜いのか/ゲーテと比較して
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1 八十歳になったゲーテは、十八歳の若い女性に結婚を申し込んだんだそうな。いくらゲーテでもこれはアウトじゃないか。いくつになっても歩いていれば路傍の花に心を奪われることはあろう。でも、ゲーテさん、八十にもなって、十八の子 … 佐伯裕子の「うっすら」/老いは醜いのか/ゲーテと比較して
1 息をしているのかどうかたしかめるたびにこわしてしまう結晶(鈴木美紀子) コールサック社『金魚を逃がす』(結晶)より 2 わたしは、別の記事で、鈴木美紀子の次の一首を挙げた。(この一首のための記事ではなったが) ほんと … 鈴木美紀子の短歌の「結晶」/殺意か純潔か/無呼吸症候群に
1 わたしが短歌を始めた頃の、今でも印象に残っている話題が、服部真里子の「水仙と盗聴」だった。 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水(服部真里子) 2 当時の“評”をここに並べる煩は避けるが、わたくし式守の … わからない短歌?/服部真里子「水仙と盗聴」/今さらまた?
1 圧測る白衣の少女の素直さがゼミ学生の顔に重なる(安藤あきよ) 六法出版社『灯台の灯』(伊吹嶺)より こんな指導者の存在を知ると、わたしは、人間であることにうれしくなれる。 2 「うれしくなれる」とは、次の「うれしい」 … 短歌で蘇る人が/会いたや/人間の死んだ部分を減らすこと
1 わたしは、十年以上を、マンションの管理人をしているが、ゴミ出しのマナーの悪さに驚くことでは、いっこうに慣れることがない。それは一部の心ない人によるもので、分別など意識している人がいない、ということではもちろんないので … 吉野裕之の短歌/その仕事と歌の道で誇りを研ぐ姿があること
1 中畑智江の『同じ白さで雪は降りくる』は、いかにもおもしろい歌集だった。難解な短歌はなかった。なかったが、いくらか、一つの読み方に着地しない短歌があって、こう考えるとこうなるが、こう考えればこうなると、わたしは、そのい … 中畑智江の短歌/短歌内の構成を整理して幾通りも読んでみる
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