
カテゴリーをまたいで、新しい記事から順に、一覧にしてみました
お役に立てる記事が一つでもあれば、わたしに、どれだけ意義があったか

望郷の良寛/山形爛藤の杖/武藤正治「異形の良寛」を基に
1 故郷に戻る人と戻らない人がいるらしく、乱読の中で知ったことだが、与謝蕪村は帰らなかった。が、松尾芭蕉は帰った。何度も帰ったとか。資質の違いか。そうかなあ。 良寛は、故郷に戻った ...

良寛の出家は家出だったのか/武藤雅治「異形の良寛」を基に
1 良寛は、名主の子だった。あれは出家と言うより家出である、との説は、説得力がある。当時の家父長制の重圧を思えば、である。 『異形の良寛 渇きと訪れ』(花伝社)に、著者である武藤雅 ...

良寛の遁走/無力哀訴の歌が/武藤正治「異形の良寛」を基に
1 良寛は、名主の子であった。 良寛の生きた江戸時代の名主(庄屋)は、村の政治や税金の管理をおこなった農民の最高責任者である。村の指導者として高い教養や経済力があった。東日本では「 ...

手毬の良寛の真実/その歌は/武藤正治「異形の良寛」を基に
1 良寛と言えば、子どもたちと手毬をついている姿を思い浮かべる。いかにも記号的であるが、これは、良寛の代名詞である。 だが、良寛を知れば知るほど、彼は、聖人君子などではなく、いや、 ...

短歌で国家の心臓部を表現する/日本銀行/阪森郁代さんより
1 どちらへゆくも気の向くままを良しとして日本銀行目の前にある(阪森郁代) ながらみ書房『短歌往来』2026年5月号「自然詠を詠む・撮る・描く(大阪市北区)」(流れゆくのみ)より ...

短歌で読者を目撃者にする/カメラワーク/阪森郁代さんより
単なる公園の説明ではない まつすぐに伸びて縦横シンメトリーこの公園は薔薇の領域(阪森郁代) ながらみ書房『短歌往来』2026年5月号「自然詠を詠む・撮る・描く(大阪市北区)」(流れ ...

短歌で指笛を鳴らせない大人の話を/恩田英明さんの短歌より
指笛を鳴らせない大人 指笛がうまく鳴らねば大人とはどこかつまらぬものかも知れぬ(恩田英明) ながらみ書房『短歌往来』2026年6月号「指笛がうまく鳴らねば」 筆者(わたくし式守)、 ...

若者の生き方そのものの短歌/『短歌往来』2026年6月号
『短歌往来』2026年6月号を購入。「今月の新人」をおもしろく読む。 三重濃厚珈琲さんの連作「愛込町」の紹介。・筆名です。・トリプルエスプレッソさんと読みます。 短歌歴1年、199 ...

題詠新論/渡邊新月さんより/『短歌往来』2026年6月号
『短歌往来』2026年6月号を購読。松村正直さんの「評論月評」をおもしろく読む。「かりん」4月号の渡邊新新月さんの評論「偏見と普通、虚構と現実―題詠新論」のご紹介。 結社誌にまで手 ...

短歌における若さ/60年代と現代/持田鋼一郎さんの短歌より
1 崩れ行く土壁に浅き日は降りて菜種の花は黄にほころびぬ(持田鋼一郎) 『短歌往来』2026年5月号、持田鋼一郎さんの連載「浪々残夢録」に、氏の高校3年生の時の作品が載せられていた ...

短歌における闇/こっそりと先回りする影/高島裕の短歌より
アメリカ大統領は脇役 トランプ支持者の気落ちはわかる、こつそりと先回りする影は見えつつ(高島裕) ながらみ書房『短歌往来』2026年6月号「随想Ⅱ」より 国際政治の動向を見つめてい ...

短歌における肉体と精神/奈落の口が/花山周子の短歌より
1 夜の風のぼおーぼおーっと吹く夜の腹筋を百回すれば開く奈落の口が(花山周子) 小さな娘抱き上げるときの感触が腕に兆せり路地を曲がりて(同) いずれもながらみ書房『短歌往来』202 ...

