服部真里子

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わからない短歌?/服部真里子「水仙と盗聴」/今さらまた?

1 わたしが短歌を始めた頃の、今でも印象に残っている話題が、服部真里子の「水仙と盗聴」だった。 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水(服部真里子) 2 当時の“評”をここに並べる煩は避けるが、わたくし式守の わからない短歌?/服部真里子「水仙と盗聴」/今さらまた?

服部真里子『行け広野へと』最も価値ある瞬間を表現する手法

たとえばクリスマスはこう詠まれた 樅の木の線対象のいくつかを収めた冬のカメラを磨く(服部真里子) 本阿弥書店『行け広野へと』(冬のカメラ)より 「樅の木」を「冬のカメラ」が。ああ、これは、クリスマス会の記念写真か。 クリ 服部真里子『行け広野へと』最も価値ある瞬間を表現する手法

服部真里子「触れたら狂ってしまう王冠」罪深くかなしいこと

キリストと<わたし> キリストが湖(うみ)ゆく場面読みながら口つけている冷たいコーラ(服部真里子) 本阿弥書店『歌壇』2017.12月号「マクベスの正気」より この湖(うみ)はガリラヤ湖だろうか。読んでいるのは、福音書の 服部真里子「触れたら狂ってしまう王冠」罪深くかなしいこと