加藤克巳

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吉野裕之の短歌/その仕事と歌の道で誇りを研ぐ姿があること

1 わたしは、十年以上を、マンションの管理人をしているが、ゴミ出しのマナーの悪さに驚くことでは、いっこうに慣れることがない。それは一部の心ない人によるもので、分別など意識している人がいない、ということではもちろんないので 吉野裕之の短歌/その仕事と歌の道で誇りを研ぐ姿があること

吉野裕之「しゃがみゆく秋のビル」この世界に貴重なゲームを

しゃがみゆく秋のビル 淡く淡く日はありながら見ていたりゆっくりしゃがみゆく秋のビル(吉野裕之) 邑書林 セレクション歌人『吉野裕之集』歌集「ざわめく卵」抄(ふかく刺し交う)より <正しくは「𠮷野裕之」です> 建っていたの 吉野裕之「しゃがみゆく秋のビル」この世界に貴重なゲームを

加藤克巳『玄青』人間にはかなしみの手さえふる力があること

加藤克巳の韻律 酔ひみだれ一人は暗き海にくだる弱小なり人間の後(うしろ)かげ(加藤克巳) 短歌新聞社加藤克巳『玄青』「エスプリの花」抄(灰色の空)より 加藤克巳の韻律は独特である、との趣旨の評を、加藤克巳を調べていると、 加藤克巳『玄青』人間にはかなしみの手さえふる力があること