短歌で蘇る人が/会いたや/人間の死んだ部分を減らすこと
1 圧測る白衣の少女の素直さがゼミ学生の顔に重なる(安藤あきよ) 六法出版社『灯台の灯』(伊吹嶺)より こんな指導者の存在を知ると、わたしは、人間であることにうれしくなれる。 2 「うれしくなれる」とは、次の「うれしい」 … 短歌で蘇る人が/会いたや/人間の死んだ部分を減らすこと
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1 圧測る白衣の少女の素直さがゼミ学生の顔に重なる(安藤あきよ) 六法出版社『灯台の灯』(伊吹嶺)より こんな指導者の存在を知ると、わたしは、人間であることにうれしくなれる。 2 「うれしくなれる」とは、次の「うれしい」 … 短歌で蘇る人が/会いたや/人間の死んだ部分を減らすこと
1 『「詩客」短歌時評』というブログがある。 その短歌時評の155回は、「歌人を続ける、歌人をやめる」とのタイトルで、歌人をやめようと思っている大学生歌人の話が載せられていた。(2020.05.06) 著者は、千葉聡氏で … 千葉聡氏の時評「歌人を続ける、歌人をやめる」について
受苦が愛へと 肉色の義肢見ればまだ幸せな吾なりコルセット修理待つ間を(安藤あきよ) 「未来」昭和33年8月号より これは、六法出版社の歌集『灯台の灯』の跋(「灯台の灯」に寄せて)に紹介された一首である。今西久穂氏の手によ … 安藤あきよ「まだ幸せな吾なり」病の人に元気を与えられる
歌人がこれまで歩んできた道 この国の自然主義文学に、わたしは、いつからか否定的になった。若い時分はよく読んだのである。が、日々の仕事に追われる過程で、わたしに、その魅力は失せた。 無数の人影がゆらゆらとわたしの人生を染め … 安藤あきよ『灯台の灯』病苦に束縛されてなおのびやかな生命