坪野哲久「円の無限のかたち」たのしんだから言葉は生まれた

その上空でリラックスして短歌が感知される 円を描きまつたき円の生(あ)れざるをたのしむ円の無限のかたち(坪野哲久) タイガー・プロ『碧巖』(律五章(落首))より なかなかまんまるに描けない。一つとして同じ円がない。たのし … 坪野哲久「円の無限のかたち」たのしんだから言葉は生まれた
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その上空でリラックスして短歌が感知される 円を描きまつたき円の生(あ)れざるをたのしむ円の無限のかたち(坪野哲久) タイガー・プロ『碧巖』(律五章(落首))より なかなかまんまるに描けない。一つとして同じ円がない。たのし … 坪野哲久「円の無限のかたち」たのしんだから言葉は生まれた

短歌にそれをどう階層化するかがたいせつらしい 身を捨つることなどつひにあらざらむ終の棲家の仙人掌の花(武藤雅治) 六花書林『鶫』(こんなところに)より 一生をここで暮らす家に仙人掌。そこに咲く花。なるほど。「仙人掌の花」 … 武藤雅治「仙人掌の花」一首内に階層というものがあるらしい

言い訳がましい言い方なのに わが首は縦に振るほうがたやすくてまたも財布を開けてしまえり(沖ななも) 北冬舎『白湯』(ひとびと)より 沖ななもの歌が好きである。のびのびとした作風に何か大きな量感と魅力を覚えられるからである … 沖ななも「またも財布を」神に財布で試されているかのように

短歌に雑念のないくらやみが くらやみの庭に向かひて少年は西瓜の種を口より飛ばす(小池光) KADOKAWA『短歌』2015.7月号「沈黙の藤」より 短歌を始めて、小池光を知ってからよりこっち、わたしは、小池光を、常、畏怖 … 小池光「くらやみの庭に向かひて」妄想ではない異次元がある

短歌には音楽性が必須らしい にんげんも危険ですねといま妻が電話に語りゐるのは誰か(竹山広) 柊書房『遐年』(ああ極楽)より おもしろい……。 「危険」て何よ。「誰」よ。「にんげんも」の「も」も何だかおかしい。 そして、こ … 竹山広「にんげんも危険ですね」おもしろい話を詩にできる

短歌の音量は低くていいらしい 仕上げには木槌で頭部たたかれて出来上がりたるこけし人形(糸川雅子) 本阿弥書店『歌壇』2016.4月号「白」より 卒然と自分も短歌をつくってみたい、となった。 それまでも、おもしろい短歌があ … 糸川雅子「仕上げには木槌で頭部たたかれて」短歌にも音量が
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