靑木ゆかり「ひとりぽつち」悲しい風のどうあっても悲しい音

現代にはない「ひとりぽつち」 君の電車闇に消ゆればまた暫くひとりぽつちの我と思ひぬ(靑木ゆかり) 第5回(1959年)角川短歌賞「冬木」より <「消」と「冬」は異体字> 短歌に限らないが、こんな場面の話は、例を挙げようと … 靑木ゆかり「ひとりぽつち」悲しい風のどうあっても悲しい音
記事表示件数:175件

現代にはない「ひとりぽつち」 君の電車闇に消ゆればまた暫くひとりぽつちの我と思ひぬ(靑木ゆかり) 第5回(1959年)角川短歌賞「冬木」より <「消」と「冬」は異体字> 短歌に限らないが、こんな場面の話は、例を挙げようと … 靑木ゆかり「ひとりぽつち」悲しい風のどうあっても悲しい音

なおまだ心の目をみはる 夏みかんのなかに小さき祖母が居て涼しいからここへおいでと言へり(小島ゆかり) 青磁社シリーズ・牧水賞の歌人たち『小島ゆかり』代表歌三〇〇首・大松達知選 『折からの雨』25首より ついきのうは、木枯 … 小島ゆかり「ここへおいで」どこかに置き忘れた歌が見つかる

神々しいほどの短歌 サクッサクッ 踏む雪鳴ると語るとき生徒ら私語をやめてわれ向く(森山良太) 第51回(2005年)角川短歌賞「闘牛の島」より 神々しいほどの威厳を覚える。 「サクッサクッ 踏む雪鳴る」が神々しいのではな … 森山良太「離島配属」現実を生きる人一人の人生の偉大な価値

纏綿たる情理 赤き字に「死亡」とわれが記したるカルテは以下が空白となる(長嶺元久) 本阿弥書店『百通り』(むらぎもの)より わたしに「死亡」した母がある。しかし、子のわたしに、現在は、「空白」ではない。わが地上は、「死亡 … 長嶺元久「以下が空白」カルテの空白に人の愛情の波紋を呼ぶ

まずは一言たのしいです 「安寧」の意味など今日は訊いてくる佐藤かおりに何がありしか(森山良太) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(人)より 「佐藤かおり」にはふだんからこのような唐突な問いがよくあ … 森山良太「佐藤かおり」短歌に口語体と文語体が共鳴する魅力

怖い 背後より子の首に手をかけてみる温かき肉の怖い感触(大崎安代) 短歌研究社『象を飼う家』(格安)より アタリマエであるが、子の首をしめようとした、とは詠んでいない。 しかし、「子の首」を「温かき肉」とする「温かき」が … 大崎安代「子の首に手を」愛するわが子の首に幸福の裂け目が
関連するカテゴリー
おすすめの歌集 コラム「おすすめの一首」の人気記事