米川千嘉子「いかなる傷も吾になし」言葉の裏にある自己批判

少女へのまなざし 拒食症の少女は透くる草といふ草風なかに語れるものを(米川千嘉子) 河出書房新社『一夏』(藤の曇天)より 拒食症とつながりを持たない人にこれがどれだけ賢明なあり方か、この一首で、米川千嘉子に絶大な敬意を捧 … 米川千嘉子「いかなる傷も吾になし」言葉の裏にある自己批判
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少女へのまなざし 拒食症の少女は透くる草といふ草風なかに語れるものを(米川千嘉子) 河出書房新社『一夏』(藤の曇天)より 拒食症とつながりを持たない人にこれがどれだけ賢明なあり方か、この一首で、米川千嘉子に絶大な敬意を捧 … 米川千嘉子「いかなる傷も吾になし」言葉の裏にある自己批判

「母のアルト」の二重の走行 東京では運転しないわれを待つロータリーには母のアルトが(後藤由紀恵) 本阿弥書店『歌壇』2016.3月号「ほろほろひらく」より 後藤由紀恵の連作「ほろほろひらく」は、この一首で始まる。「母」が … 後藤由紀恵「ほろほろひらく」母への視線に美しい勾配がある

沈黙の中に切ない短歌の声がある 君の家のいちばん近くの紫陽花が赤色か青色か聞きたい(立花開) KADOKAWA『短歌』2015.9月号「遠鳴り」より きみのことでは知りたいことがたくさんあるんだけど、その一つは、「紫陽花 … 立花開「君の家のいちばん近く」恋の毒に可憐である美しさ

何が早いってあなたそれは年をとること どれが一番早いのだろう 特急、快特、快速急行、今年で五十(国分良子) 本阿弥書店『歌壇』2017.11月号「一番早い」より おもしろい。どれがって、あなた、「今年で五十」 … 国分良子「夏の悔い」短歌で市井の声が浅く聞けない声になる

主人公<わたし>が魅力的な短歌 満月の暑くも寒くもない夜はイライラせずに信号を待つ(大崎安代) 本阿弥書店『歌壇』2017.4月号「宇宙への旅」より つまらない理屈をつけるようで気がさすが、「信号を待つ」のに、ふだんは、 … 大崎安代「イライラせずに信号を」偉大なる明るさとウィット

ただの日常に能動的である短歌 デザインを見比べてをりこの服はたとへば墓所へ行くときに着る(阪森郁代) KADOKAWA『短歌』2016.2月号「届かぬ位置に」より その一首が、日常の断面に過ぎないのに、日常が軸に見えない … 阪森郁代「たとへば墓所へ」はるかなる歩みが止まらない短歌
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