田宮朋子「機嫌よく生きませうね」姉妹の支え合う清らかさよ

機嫌よく生きませうね 「機嫌よく生きませうね」といふ姉の言葉は春の陽のやはらかさ(田宮朋子) 柊書房『星の供花』(夜の秒針)より こういう人はいい。ぜったいにいい。また、こういう声は、言われなくてもわかってる、とはならな … 田宮朋子「機嫌よく生きませうね」姉妹の支え合う清らかさよ
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機嫌よく生きませうね 「機嫌よく生きませうね」といふ姉の言葉は春の陽のやはらかさ(田宮朋子) 柊書房『星の供花』(夜の秒針)より こういう人はいい。ぜったいにいい。また、こういう声は、言われなくてもわかってる、とはならな … 田宮朋子「機嫌よく生きませうね」姉妹の支え合う清らかさよ

異界のやうに明るい本屋 『老いてこそ人生』といふ本を積み異界のやうに明るい本屋(竹山広) 柊書房『遐年』(彼岸花)より <わたし>は、ご自分が、この『老いてこそ人生』なる人生とは思えないでいるのか。『老いてこそ人生』を覆 … 竹山広「老いてこそ人生」なのか/清浄孤寂な風格にしびれる

大きく動く桜 圧倒的量感となり花群は大きく動く さよならのよう(佐伯裕子) 本阿弥書店『歌壇』2016.6月号「感傷生活」より これは、一本の、大きな桜の木か。 この連作「感傷生活」に次のような歌がある。桜の木が「大きく … 佐伯裕子「さようならのよう」大きな桜にとって日本の未来は

標的とは 酸漿(ほおずき)のひとつひとつを指さしてあれはともし火 すべて標的(服部真里子) 本阿弥書店『行け広野へと』(あれはともし火)より 酸漿と言えば、お盆に欠かせないものである。墓や仏壇が赤く色づく。死者の霊を導く … 服部真里子「酸漿(ほおずき)」と「コピー用紙」的と光

見も知らぬ町 すぐそこに家(うち)があっても良いような見なれた夕べの見も知らぬ町(浜名理香) KADOKAWA『短歌』2024.1月号「春めく」より 既視感ではない、と思われる。たしかに「見も知らぬ町」であれば、そこは、 … 浜名理香「夕べの見も知らぬ町」の「夕べ」なる言葉の力よ

その荷物はまわるのである 杖ついてゆっくりあゆむ老人の片手の荷物はよく回りおり(井川京子) KADOKAWA『短歌』2015.9月号「青空」より 紐の長い巾着か何かか。あるいは、スーパーで買い物をした袋か。エコバッグとか … 井川京子「片手の荷物は」「ゆっくりあゆむ」この境地はいつ
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