光森裕樹「わたしも云へばよかつた」ご自分を晒す勇気がある

匿名が破れないうちは 云つたとほりになつたと云つてひとびとが嗤ふ——わたしも云へばよかつた(光森裕樹) 本阿弥書店『歌壇』2017.3月号「云へない」より ほら言わんこっちゃない、なんてことを口にする人がいる。 そう口に … 光森裕樹「わたしも云へばよかつた」ご自分を晒す勇気がある
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匿名が破れないうちは 云つたとほりになつたと云つてひとびとが嗤ふ——わたしも云へばよかつた(光森裕樹) 本阿弥書店『歌壇』2017.3月号「云へない」より ほら言わんこっちゃない、なんてことを口にする人がいる。 そう口に … 光森裕樹「わたしも云へばよかつた」ご自分を晒す勇気がある

オニオンリング とめどなく話しましたね二次会はオニオンリングだらけでしたね(石川美南) KADOKAWA『短歌』2014.10月号「朗らか」より 浮き世の義理で出た酒席ではないらしい。 喜々とした饒舌をたのしむ声が聞こえ … 石川美南「とめどなく話しましたね」光の中に舞う光の正体は

うらやむべき眩しさ 噴水に乱反射する光あり性愛をまだ知らないわたし(小島なお) 第50回(2004年)角川短歌賞「乱反射」より 若さを失なった者に、まことうらやむべき青春の断片である。 「乱反射する光」を、わたくし式守で … 小島なお「性愛をまだ知らないわたし」眩しくて気絶しそうだ

なるほどこれが歌人か とほく眠るからだをおもふかすかなるなゐの過ぎたる薄明のなか(横山未来子) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(春)より 地震があるぞ、となると、目が覚めることがある。あ、揺れた … 横山未来子「とほく眠るからだをおもふ」うすい目に美が沈む

女と男の名誉 プライドがそんなに大事? そんなものいまどきキムタクにしかないのに(田中槐) 砂子屋書房『サンボリ酢ム』(王様を捨てる王妃のものがたり)より おもしろい。男に言っているのだ。 プライドに性差はない。男女とも … 田中槐「いまどきキムタクにしか」一首の奥行に<わたし>

家庭に帰る われにまだできることもうできぬこと<行先ボタン>ひとつだけ押す(小島ゆかり) 青磁社シリーズ・牧水賞の歌人たち『小島ゆかり』代表歌三〇〇首・大松達知選 『希望』40首より たしかに、「できること」が失われて、 … 小島ゆかり「<行先ボタン>」女性の人生に忍び寄る魔と代償
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