横山未来子

記事表示件数:3件

横山未来子『水をひらく手』その目と耳は時を見て時を聴ける

まずは鮮やかな香りを 木犀の今日新しき香を容るるからだかすかに浮き上がりたり(横山未来子) 短歌研究社『水をひらく手』(木目)より 鋭い嗅覚である。 「香」を起点に詠まれた短歌がどれだけあるだろう。 次の一首もまた。 截 横山未来子『水をひらく手』その目と耳は時を見て時を聴ける

横山未来子「とほく眠るからだをおもふ」うすい目に美が沈む

なるほどこれが歌人か とほく眠るからだをおもふかすかなるなゐの過ぎたる薄明のなか(横山未来子) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(春)より 地震があるぞ、となると、目が覚めることがある。あ、揺れた 横山未来子「とほく眠るからだをおもふ」うすい目に美が沈む

C子「とんとん元気に」投稿歌人必読米川千嘉子名著のご案内

子どもに教わる 階段をとんとん元気に上がりゆく待ち合わせのなき北大路駅(C子) 三省堂『親子で楽しむこども短歌教室』(短歌を作ってみよう!)より 米川千嘉子の編・著である。すげーぞ、これ。一生もんよ。 C子ちゃんのCは、 C子「とんとん元気に」投稿歌人必読米川千嘉子名著のご案内