遠山光栄「我にふれじと磨く」繊細はこれを試練に生き続けた

短歌で人間が先に砕けることを ひたむきに鏡をみがく底ごころ得堪えぬ我にふれじと磨く(遠山光栄) 東京堂出版『現代短歌の鑑賞事典』馬場あき子【監修】 遠山光栄・<秀歌選>(『杉生』昭和18)より 胸のうちに慰めの言葉を探さ … 遠山光栄「我にふれじと磨く」繊細はこれを試練に生き続けた

短歌で人間が先に砕けることを ひたむきに鏡をみがく底ごころ得堪えぬ我にふれじと磨く(遠山光栄) 東京堂出版『現代短歌の鑑賞事典』馬場あき子【監修】 遠山光栄・<秀歌選>(『杉生』昭和18)より 胸のうちに慰めの言葉を探さ … 遠山光栄「我にふれじと磨く」繊細はこれを試練に生き続けた

緊迫した時間が経過する短歌 しんしんと百日紅は咲き盛り夏のまなかにとほき夏あり(雨宮雅子) 東京堂出版『現代短歌の鑑賞事典』馬場あき子【監修】 雨宮雅子・<秀歌選>(『悲神』昭55)より 天地を畏む人がいる。ほんとうにい … 雨宮雅子「百日紅は咲き盛り」いかなる時も志を展べようと

インスタ映え以上のインスタ映え たつぷりのレモネード置き熟睡(うまい)せば愛してしまうでせうよ世界を(紀野恵) 立風書房『新星十人』紀野恵集自選一〇〇首<夏>より 現代を覆う一般性と整合しない、いくつものひらきを、この一 … 紀野恵「たつぷりのレモネード」短歌をやめないでよかった

匿名が破れないうちは 云つたとほりになつたと云つてひとびとが嗤ふ——わたしも云へばよかつた(光森裕樹) 本阿弥書店『歌壇』2017.3月号「云へない」より ほら言わんこっちゃない、なんてことを口にする人がいる。 そう口に … 光森裕樹「わたしも云へばよかつた」ご自分を晒す勇気がある

オニオンリング とめどなく話しましたね二次会はオニオンリングだらけでしたね(石川美南) KADOKAWA『短歌』2014.10月号「朗らか」より 浮き世の義理で出た酒席ではないらしい。 喜々とした饒舌をたのしむ声が聞こえ … 石川美南「とめどなく話しましたね」光の中に舞う光の正体は

うらやむべき眩しさ 噴水に乱反射する光あり性愛をまだ知らないわたし(小島なお) 第50回(2004年)角川短歌賞「乱反射」より 若さを失なった者に、まことうらやむべき青春の断片である。 「乱反射する光」を、わたくし式守で … 小島なお「性愛をまだ知らないわたし」眩しくて気絶しそうだ