俵万智

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読売歌壇

「読売歌壇」について 『読売新聞』の短歌投稿コーナー。 【選者】小池光・栗木京子・俵万智・黒瀬珂瀾(全4名) <希望選者別に投稿する> わたくし式守は、黒瀬珂瀾の欄に特化しての投稿です 他の選者に思うところがあってではあ 読売歌壇

俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

未来は明るくない 「不器用に俺は生きるよ」またこんな男を好きになってしまえり(俵万智) 文藝春秋『会うまでの時間』俵万智自選歌集「チョコレート革命」(ぬるきミルク)より 男と明るい未来のないことを「また」してしまったわ、 俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

橋本喜典「この日の三度目を」結句をいかに魅力的にするか

迷惑電話に腹が立っただけの話なのに 勧誘の電話この日の三度目を下ろしてひとり怒りつぶやく(橋本喜典) 本阿弥書店『歌壇』2017.2月号「天地」より 迷惑電話が腹立たしい。要は、そういう内容だ。それだけだ、とも言える。そ 橋本喜典「この日の三度目を」結句をいかに魅力的にするか

松村由利子『大女伝説』の記事を起こすよろこびはどれほどか

1 歌集は高価。短歌は紙と鉛筆があればできる、とか。そうだろうか。 もっとたくさん歌集を読みたい、となって、わたしがまず困ったことは、歌集とはさして容易に入手できるものでもなかったこと。 図書館にもあるにはあるが、それで 松村由利子『大女伝説』の記事を起こすよろこびはどれほどか

俵万智の短歌/「ふいに」人生のこれだけの差が1秒にある

1 「クロッカスが咲きました」という書き出しでふいに手紙を書きたくなりぬ(俵万智) 河出書房新社『サラダ記念日』(待ち人ごっこ)より この一首を読み返したこと何度目か、わたしは、『サラダ記念日』から顔を上げた。わたしも短 俵万智の短歌/「ふいに」人生のこれだけの差が1秒にある