佐藤佐太郎

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斎藤茂吉と他の人では短歌で牛に見ていることがこんなに違う

末梢的である ものうげに頭めぐらすはだら牛瞳の中に夕日は燃えつ(知らない人) 角川書店『短歌を作るこころ』佐藤佐太郎「作歌上の注意」より 佐藤佐太郎の著書より引いた一首である。 「おちいりやすい欠点」の例として、佐藤佐太 斎藤茂吉と他の人では短歌で牛に見ていることがこんなに違う

「三階の窓」の知らない人と「汽車」の斎藤茂吉の驚きの差

写生として軽い 三階の窓に眺むる雪解の道一すぢに人の続けり(知らない人) 角川書店『短歌を作るこころ』佐藤佐太郎「作歌上の注意」より 佐藤佐太郎の著書より引いた一首である。 「おちいりやすい欠点」の例として、佐藤佐太郎は 「三階の窓」の知らない人と「汽車」の斎藤茂吉の驚きの差

知らない人の「冬晴の川」と斎藤茂吉の「冬池」の非常な違い

おちいりやすい欠点 橋わたる人影水に映りたり清らに澄みし冬晴の川(知らない人) 角川書店『短歌を作るこころ』佐藤佐太郎「作歌上の注意」より 佐藤佐太郎の著書より引いた一首である。 「おちいりやすい欠点」の例として、佐藤佐 知らない人の「冬晴の川」と斎藤茂吉の「冬池」の非常な違い

知らない人の「貨車」と斎藤茂吉の「トラック」の非常な違い

おちいりやすい欠点 煙りつつ冬の雨降る構内に貨車の動くがかすかに見ゆる(知らない人) 角川書店『短歌を作るこころ』佐藤佐太郎「作歌上の注意」より 佐藤佐太郎の著書より引いた一首である。「おちいりやすい欠点」の例として、佐 知らない人の「貨車」と斎藤茂吉の「トラック」の非常な違い