西行

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西行の歌/苦しむ身は苦しむための身にあらず/月を任せてん

1 これは、趣味を持つとか持てないとか、そのようなレベルの話ではない。 若い人は、わたしが若かった頃もそうであるが、この人生に何ができるか自分の可能性を探るが、いたずらに時間は過ぎるばかりで、気がつくと中高年になっている 西行の歌/苦しむ身は苦しむための身にあらず/月を任せてん

西行「果てはいかにか」短歌のために徒労を生きてみる覚悟を

西行のこの歌が好きである 行方なく月に心の澄み澄みて 果てはいかにかならんとすらん(西行) <山家集353> この一首を、恋の歌、とする向きがある。また、朝廷に心をのばしている、そういう読みもある 数多の解釈がある、それ 西行「果てはいかにか」短歌のために徒労を生きてみる覚悟を

石川啄木「われよりえらく見ゆる日よ」千葉聡に相談した彼女

千葉聡もまたそうだった 『「詩客」短歌時評』というブログがある。 その短歌時評の155回は、「歌人を続ける、歌人をやめる」とのタイトルで、歌人をやめようと思っている大学生歌人の話が載せられていた。(2020.05.06) 石川啄木「われよりえらく見ゆる日よ」千葉聡に相談した彼女

安藤あきよ「まだ幸せな吾なり」病の人に元気を与えられる

受苦が愛へと 肉色の義肢見ればまだ幸せな吾なりコルセット修理待つ間を(安藤あきよ) 「未来」昭和33年8月号より これは、六法出版社の歌集『灯台の灯』の跋(「灯台の灯」に寄せて)に紹介された一首である。今西久穂氏の手によ 安藤あきよ「まだ幸せな吾なり」病の人に元気を与えられる