岡山たづ子

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岡山たづ子「吊橋の揺るる上にて」人生の余白に大きな存在が

人生の余白/青年 新聞を立ちて読みゐる青年と鳩と爽やかにありてかかはらず(岡山たづ子) 短歌新聞社『雪の香』「一直進」抄(飾窓)より その光景が頭に心地よく打ち込まれることがある。 この「青年」に「新聞」も「鳩」も、欠く 岡山たづ子「吊橋の揺るる上にて」人生の余白に大きな存在が

岡山たづ子「水仙のうすき緑を」敬愛すること限りなき智徳

どれだけ智徳の高さがおありなのだろう いちはやく芽をのぞかせし水仙のうすき緑を猫がかぎをり(岡山たづ子) 短歌新聞社『雪の香』岡山たづ子歌集「荒地に炎ゆ」抄(春のいのち)より 「水仙のうすき緑」は「猫」を生み出すのである 岡山たづ子「水仙のうすき緑を」敬愛すること限りなき智徳