松村由利子

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NHK短歌

「NHK短歌」について 毎週決められた題の短歌を全国から公募して、それを、選者が評価する。 放送 Eテレ・毎週日曜(午前6時) 再放送 Eテレ・毎週金曜(午後2時10分) 1 放送される入選が9首 2 入選から特選が3首 NHK短歌

松村由利子の短歌/三島由紀夫と遠藤周作を経てこの最高傑作

1 二十歳前後だった。われの老いゆくに二つありき。 三島由紀夫と遠藤周作である。 2 若き三島由紀夫が夭折を願うこと、いかにそれが美の体現であるにしても、ずいぶんな人生に眺められたものだ。 いのちをわれのみのものと考えて 松村由利子の短歌/三島由紀夫と遠藤周作を経てこの最高傑作

松村由利子『大女伝説』「角度」永遠は角度によって決まる

短歌の角度 一心にミルクを注ぐ幸いよ永遠はその静けき角度(松村由利子) 短歌研究社『大女伝説』(真珠考)より これはフェルメールの『牛乳を注ぐ女』だろうか。 次の二首にはさまれている。 フェルメールの女は真珠「健康」とい 松村由利子『大女伝説』「角度」永遠は角度によって決まる

松村由利子『大女伝説』の記事を起こすよろこびはどれほどか

1 歌集は高価。短歌は紙と鉛筆があればできる、とか。そうだろうか。 もっとたくさん歌集を読みたい、となって、わたしがまず困ったことは、歌集とはさして容易に入手できるものでもなかったこと。 図書館にもあるにはあるが、それで 松村由利子『大女伝説』の記事を起こすよろこびはどれほどか

松村由利子『大女伝説』捨て置けない志操壮重な真の女性像が

際立った存在感 確かめておきたきことを数えつつ深夜に開く労働協約(松村由利子) 短歌研究社『大女伝説』(耐用年数)より わたしは、短歌という詩型に信頼を置いているが、このような短歌を読むと、ますます短歌に信頼を置く。 多 松村由利子『大女伝説』捨て置けない志操壮重な真の女性像が