一ノ関忠人

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短歌は死への接近があるのか/一ノ関忠人の魂を搏つ真実の歌

1 親しい人に自死されたことがある。たくさんのことを語り合った。と思っていた。そう思っていたのは、わたしだけだったのか。わたしはしばらく放心していた。徐々に怒りで全身の血が煮えたものだったが。 2 また、やはり親しかった 短歌は死への接近があるのか/一ノ関忠人の魂を搏つ真実の歌

一ノ関忠人「このままに滅びゆく」未完の人生でもゆるせる空

やさしいひと時 しばらくは紅色のこる暮れの空このままに滅びゆくもよからう(一ノ関忠人) KADOKAWA『短歌』2016.2月号「かぶ、だいこん」より 夕ぐれの時はよい時、かぎりなくやさしいひと時。 夕ぐれ時、自然は人に 一ノ関忠人「このままに滅びゆく」未完の人生でもゆるせる空