佐田毅「惜しみつつ一枚を」カレンダーの歌とはこうするのか

「一枚を剥ぐ」この心情の正体は カレンダーのさくらの花を惜しみつつ一枚を剥ぐ 五月に入りぬ(佐田毅) KADOKAWA『短歌』2014.7月号「蠅を追ひたし」より 今日を最後にまたカレンダーを新しい月にする。あれこれ思う … 佐田毅「惜しみつつ一枚を」カレンダーの歌とはこうするのか
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「一枚を剥ぐ」この心情の正体は カレンダーのさくらの花を惜しみつつ一枚を剥ぐ 五月に入りぬ(佐田毅) KADOKAWA『短歌』2014.7月号「蠅を追ひたし」より 今日を最後にまたカレンダーを新しい月にする。あれこれ思う … 佐田毅「惜しみつつ一枚を」カレンダーの歌とはこうするのか

裁判所の前の芝生よ 裁判所の前の芝生を方形に区切れる道に従ふわれは(中根誠) 本阿弥書店『歌壇』2017.11月号「久寿万寿」より いかにも「裁判所の前」らしい「前」ではないか。「方形に区切れる道」なんてあるのか。 「わ … 中根誠「裁判所の前の芝生を」心の正しいこの無敵の姿とは何

疲れました 転任のひとにおつかれさまと言えば疲れましたとほほえみくれぬ(広坂早苗) 本阿弥書店『歌壇』2017.6月号「かきつばたの里」より <わたし>は、学校の教師であろうか。「転任」なんて言い方であれば。となると、こ … 広阪早苗「疲れましたとほほえみくれぬ」ほほえみの真の意味

水槽 日陰にてただ置かれたる水槽に無傷の水は入れられてあり(棚木恒寿) 本阿弥書店『歌壇』2017.10月号「蓑虫とお盆」より ある。このような水槽はある。 この一首の水槽が珍しい存在でないことを、人は、ちゃんとわかって … 棚木恒寿「ただ置かれたる水槽に無傷の水」この水槽は必然か

また誰か また誰か借り出してゐる 図書館に一冊きりのあなたの自伝(石川美南) 本阿弥書店『歌壇』2017.12月号「あなたの自伝」(「LAND」その10)より 天邪鬼な考えをするようで気がさすが、他の図書館に行けば、その … 石川美南「また誰か借り出してゐる」石川美南のこの歌も好き

何処はげまし生きゆかむ 身のほどの何処はげまし生きゆかむ老いの支度も馬鹿にはならず(香山ゆき江) ながらみ書房『水も匂はぬ』(浅黄の空)より この一首の懊悩を理解できる。共感することができる。 ここでは深く踏み込まないが … 香山ゆき江「何処はげまし生きゆかむ」それは同時に歌の姿勢
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