おすすめの一首

記事表示件数:175件

まことにおすすめ

一記事に一首だけ載せているとは限りません。連作単位で、そこにある短歌をすべて引いているものもあります。いずれも愛しぬける短歌です。ここをこうおさえるといい短歌ができる、歌作上の発見を記録しているものもあります。

光森裕樹「十号坂十号通り商店街」サイバースペースの豆腐屋

異空間に転移させる短歌 十号坂十号通り商店街いつ来ても人居らず豆腐屋(光森裕樹) 第54回(2008年)角川短歌賞「空の壁紙」より 知らない道に迷い込んでしまったのではない。「十号坂十号通り商店街」なる名がちゃんとある道 光森裕樹「十号坂十号通り商店街」サイバースペースの豆腐屋

田口綾子「熱々のうちに」短歌をテコに人間の表を裏にめくる

この歌人の短歌をもっと読みたくなる短歌 見慣れぬ色の見知らぬ路線図ひろげつつ旅行へいかうとはしやぎゐるひと(田口綾子) 本阿弥書店『歌壇』2017年7月号「ごはん!」より この連作「ごはん!」は、歌集『かざぐるま』(短歌 田口綾子「熱々のうちに」短歌をテコに人間の表を裏にめくる

斉藤斎藤「あの夏のぼく」口語短歌の終止形で郷愁を生み出す

たのしい あの夏のぼくはしんじる扇風機つけっぱなしで寝たら死ぬ説(斉藤斎藤) 本阿弥書店『歌壇』2016.11月号「蟹と立札」より あった、あった、そんな「説」が。 タイマー付き扇風機が世に出た時は、これで扇風機をつけた 斉藤斎藤「あの夏のぼく」口語短歌の終止形で郷愁を生み出す

俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

未来は明るくない 「不器用に俺は生きるよ」またこんな男を好きになってしまえり(俵万智) 文藝春秋『会うまでの時間』俵万智自選歌集「チョコレート革命」(ぬるきミルク)より 男と明るい未来のないことを「また」してしまったわ、 俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

大辻隆弘「こごえる声でこの年月を」未来に光を取り戻す短歌

まぶしきゆゑに 港湾の見ゆる窓辺の一年をまぶしきゆゑに近づかざりき(大辻隆弘) 邑書林 セレクション歌人『大辻隆弘集』「水廊」抄(陽だまりの木椅子)より <正しくは「大述隆弘」です> ほんとうは希望を後ろ手に近づいてくれ 大辻隆弘「こごえる声でこの年月を」未来に光を取り戻す短歌

関連するカテゴリー

おすすめの歌集 コラム

「おすすめの一首」の人気記事

一ノ関忠人「このままに滅びゆく」未完の人生でもゆるせる空


服部真里子「触れたら狂ってしまう王冠」罪深くかなしいこと


大滝和子「殴られる」「生理はじまる」人生に飲み込まれない