森山良太「佐藤かおり」短歌に口語体と文語体が共鳴する魅力

まずは一言たのしいです 「安寧」の意味など今日は訊いてくる佐藤かおりに何がありしか(森山良太) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(人)より 「佐藤かおり」にはふだんからこのような唐突な問いがよくあ … 森山良太「佐藤かおり」短歌に口語体と文語体が共鳴する魅力
記事表示件数:177件

まずは一言たのしいです 「安寧」の意味など今日は訊いてくる佐藤かおりに何がありしか(森山良太) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(人)より 「佐藤かおり」にはふだんからこのような唐突な問いがよくあ … 森山良太「佐藤かおり」短歌に口語体と文語体が共鳴する魅力

怖い 背後より子の首に手をかけてみる温かき肉の怖い感触(大崎安代) 短歌研究社『象を飼う家』(格安)より アタリマエであるが、子の首をしめようとした、とは詠んでいない。 しかし、「子の首」を「温かき肉」とする「温かき」が … 大崎安代「子の首に手を」愛するわが子の首に幸福の裂け目が

異空間に転移させる短歌 十号坂十号通り商店街いつ来ても人居らず豆腐屋(光森裕樹) 第54回(2008年)角川短歌賞「空の壁紙」より 知らない道に迷い込んでしまったのではない。「十号坂十号通り商店街」なる名がちゃんとある道 … 光森裕樹「十号坂十号通り商店街」サイバースペースの豆腐屋

日記に書かれていた<わたし> 娘が来てカネを盗むと書く父の日記数冊紐に括りぬ(浜名理香) KADOKAWA『短歌』2018.8月号「柿の花」より 「父の日記」に、遠い日の淡い思い出が、おさまっていた。その「数冊」は、親の … 浜名理香「眺めたつ」<わたし>の肖像に精悍な気があること

この歌人の短歌をもっと読みたくなる短歌 見慣れぬ色の見知らぬ路線図ひろげつつ旅行へいかうとはしやぎゐるひと(田口綾子) 本阿弥書店『歌壇』2017年7月号「ごはん!」より この連作「ごはん!」は、歌集『かざぐるま』(短歌 … 田口綾子「熱々のうちに」短歌をテコに人間の表を裏にめくる

たのしい あの夏のぼくはしんじる扇風機つけっぱなしで寝たら死ぬ説(斉藤斎藤) 本阿弥書店『歌壇』2016.11月号「蟹と立札」より あった、あった、そんな「説」が。 タイマー付き扇風機が世に出た時は、これで扇風機をつけた … 斉藤斎藤「あの夏のぼく」口語短歌の終止形で郷愁を生み出す
関連するカテゴリー
おすすめの歌集 コラム「おすすめの一首」の人気記事