おすすめの一首

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まことにおすすめ

一記事に一首だけ載せているとは限りません。連作単位で、そこにある短歌をすべて引いているものもあります。いずれも愛しぬける短歌です。ここをこうおさえるといい短歌ができる、歌作上の発見を記録しているものもあります。

吉野裕之「しゃがみゆく秋のビル」この世界に貴重なゲームを

しゃがみゆく秋のビル 淡く淡く日はありながら見ていたりゆっくりしゃがみゆく秋のビル(吉野裕之) 邑書林 セレクション歌人『吉野裕之集』歌集「ざわめく卵」抄(ふかく刺し交う)より <正しくは「𠮷野裕之」です> 建っていたの 吉野裕之「しゃがみゆく秋のビル」この世界に貴重なゲームを

高島裕「夜深き駐車場より全天を」自意識を消し去った魅力が

母は財布を失くす 二、三日おきに財布を失くす母。さまざまの場所からわが見つけ出す(高島裕) 本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「帰郷十年」より と、詠まれているからには、「母」は、「財布」を、「さまざまの場所」に置いてい 高島裕「夜深き駐車場より全天を」自意識を消し去った魅力が

井上佳香「友達をとられたような」友達に改めて価値を置ける

気持ちも場面もよくわかる 友達をとられたような感覚に知らぬ職場の話を聞けり(井上佳香) 本阿弥書店『歌壇』2017.1月号「十一月、夜」より これとほぼ同じ経験があって、わたしは、この気持に共感できる。記憶の底に眠ってい 井上佳香「友達をとられたような」友達に改めて価値を置ける

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