おすすめの一首

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まことにおすすめ

一記事に一首だけ載せているとは限りません。連作単位で、そこにある短歌をすべて引いているものもあります。いずれも愛しぬける短歌です。ここをこうおさえるといい短歌ができる、歌作上の発見を記録しているものもあります。

三枝浩樹「棄てらるる身のかなしみを」神はいるのだろうか NEW!

ひとつぶの麦 ひとつぶの麦死なざれば、ひとつにてただ各(ひとつ)にて…一つなるまま(三枝浩樹) ながらみ書房『短歌往来』2025年7月号「花ものがたり」“3 郊外のキリスト”より 一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それは 三枝浩樹「棄てらるる身のかなしみを」神はいるのだろうか

安田純生「日々の独言」おおメンタルコントロールにプラスだ

独り言いひたくなる ゆるき坂下りゆくとき独り言いひたくなるを今はこらふる(安田純生) ながらみ書房『短歌往来』2025年6月号「日々の独言」より 一読して身を乗り出してしまう。「ゆるき坂」でも坂は坂だ。上るよりも下る方が 安田純生「日々の独言」おおメンタルコントロールにプラスだ

香川ヒサ「五十年前から通ふ郵便局」愛しくて泣きたくなる歌

この歌に没入してしまった 五十年前から通ふ郵便局遅くなりたる歩みにて行く(香川ヒサ) ながらみ書房『短歌往来』2025年5月号「赤い月」より こういう歌は一読して好きになってしまう。 共に慈しみ共に顧みる関係がある。円満 香川ヒサ「五十年前から通ふ郵便局」愛しくて泣きたくなる歌

くりはらさとみ「好きです」恋をして時間が通り過ぎていた頃

キッチンで結婚式 キッチンで結婚式を挙げているハエを一度に天国へ送る(くりはらさとみ) 『ダ・ヴィンチ』25.09月号「短歌ください」より穂村弘・選 「結婚式を挙げている」ここ「キッチン」は、「ハエ」が新郎新婦になる教会 くりはらさとみ「好きです」恋をして時間が通り過ぎていた頃

くりはらさとみ「とつぜん」すぐそばの意表を突くリアリティ

パソコンという既婚者 「とつぜん」を変換したらパソコンは「結婚した」と既婚になった(くりはらさとみ) 読売歌壇25.03.31俵万智・選より 変換するとおかしな単語が出ることがある。 「既婚」の単語に「とつぜん」の読みを くりはらさとみ「とつぜん」すぐそばの意表を突くリアリティ

山田吉郎「人生は短くもあらずして」時間は寸法で測れないが

人生は短くもあらずして 一概に人生は短くもあらずしてドン・キホーテの五冊目を読む(山田吉郎) 本阿弥書店『歌壇』2017・4月号「花絶えず」より ドン・キホーテは風車に追撃するんだそうな。そこからドン・キホーテ型なんて人 山田吉郎「人生は短くもあらずして」時間は寸法で測れないが

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