式守 操

田口綾子「熱々のうちに」短歌をテコに人間の表を裏にめくる

この歌人の短歌をもっと読みたくなる短歌 見慣れぬ色の見知らぬ路線図ひろげつつ旅行へいかうとはしやぎゐるひと(田口綾子) 本阿弥書店『歌壇』2017年7月号「ごはん!」より この連作「ごはん!」は、歌集『かざぐるま』(短歌 田口綾子「熱々のうちに」短歌をテコに人間の表を裏にめくる

斉藤斎藤「あの夏のぼく」口語短歌の終止形で郷愁を生み出す

たのしい あの夏のぼくはしんじる扇風機つけっぱなしで寝たら死ぬ説(斉藤斎藤) 本阿弥書店『歌壇』2016.11月号「蟹と立札」より あった、あった、そんな「説」が。 タイマー付き扇風機が世に出た時は、これで扇風機をつけた 斉藤斎藤「あの夏のぼく」口語短歌の終止形で郷愁を生み出す

NHK短歌佳作「ボール」何を詠むかその「何」の真実とは何か

「ボール」と言えばボール拾いが また一人ボール拾いが退部してレギュラーよりも駆けまわる夏(式守操) 佐佐木頼綱・選題詠「ボール」より MHK短歌佳作で、一首採っていただきました。 他のお題はどれも不採用でした。早速、採っ NHK短歌佳作「ボール」何を詠むかその「何」の真実とは何か

俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

未来は明るくない 「不器用に俺は生きるよ」またこんな男を好きになってしまえり(俵万智) 文藝春秋『会うまでの時間』俵万智自選歌集「チョコレート革命」(ぬるきミルク)より 男と明るい未来のないことを「また」してしまったわ、 俵万智「またこんな男を」俵万智の短歌の現在・過去・未来は

読売歌壇「消火器」そこに何があって何を感じたのかに比重を

消防訓練のたるんだようすを表現してみたい 消火器の訓練用をかるがると次の人へと渡すほほえみ(式守操) 選者:黒瀬 珂瀾(22.03.15)より 消防署指導の消防訓練に参加した経験は誰にもあろう。軽いですよね、あれ。あの消 読売歌壇「消火器」そこに何があって何を感じたのかに比重を

大辻隆弘「こごえる声でこの年月を」未来に光を取り戻す短歌

まぶしきゆゑに 港湾の見ゆる窓辺の一年をまぶしきゆゑに近づかざりき(大辻隆弘) 邑書林 セレクション歌人『大辻隆弘集』「水廊」抄(陽だまりの木椅子)より <正しくは「大述隆弘」です> ほんとうは希望を後ろ手に近づいてくれ 大辻隆弘「こごえる声でこの年月を」未来に光を取り戻す短歌