虫追篤「刺さってゆく」緻密に選ぶ語彙で不気味な世界を生む

緻密に語彙を手当てする 硝子目の熊は静かに幼子に針が刺さってゆくのを見てる(虫追篤) 『ダ・ヴィンチ』2022年1月号「短歌ください」第165回(穂村弘・選) 不気味な一首である。しかし、ここは、確かな現実世界である。 … 虫追篤「刺さってゆく」緻密に選ぶ語彙で不気味な世界を生む

緻密に語彙を手当てする 硝子目の熊は静かに幼子に針が刺さってゆくのを見てる(虫追篤) 『ダ・ヴィンチ』2022年1月号「短歌ください」第165回(穂村弘・選) 不気味な一首である。しかし、ここは、確かな現実世界である。 … 虫追篤「刺さってゆく」緻密に選ぶ語彙で不気味な世界を生む

1 当サイト(短歌研究室)が、月間pv数で、3千を達成しました。 当サイトを始めたのは、2020年の、年が明けてでした。2022年8月現在、解析ツール(グーグルアナリティクス)を確認すると、(月間の)「ページビュー数」に … 月間pv数が3,000pvを突破しました

それは美しいデザイン 日記よりも出納帳は明るくて薄桃色の線の平行(澤村斉美) 第52回(2006年)角川短歌賞「黙秘の庭」より わかる。このテンプレートを、わたしは、なんて美しいデザインだ、と思ってきたし、その思いは、今 … 澤村斉美「うすくなるのだ」いっそ爽快に時を失う理由は黙秘

1 作者とオーバーラップする物語がある。たとえば親にこんな目に遭っていますとか。たとえば誰ともフツーのおつきあいができませんとか。いっぱいいるって、そんなの。読んでいたけど。 30近くになると、そのような小説を、まったく … 阪森郁代の短歌/司馬遼太郎を経て圧倒的な<ひとり>を知る

たつた一つ咲いてくれたる たつた一つ咲いてくれたる紫陽花が手わたすやうに滴をこぼす(岡部由紀子) 本阿弥書店『歌壇』2015.9月号<第十二回筑紫歌壇賞受賞第一作二十首>「三年目」より このように作られた短歌を、わたしは … 岡部由紀子「たつた一つ咲いてくれたる」紫陽花の個の美しさ

1 二十歳前後だった。われの老いゆくに二つありき。 三島由紀夫と遠藤周作である。 2 若き三島由紀夫が夭折を願うこと、いかにそれが美の体現であるにしても、ずいぶんな人生に眺められたものだ。 いのちをわれのみのものと考えて … 松村由利子の短歌/三島由紀夫と遠藤周作を経てこの最高傑作