上村典子「十四歳(じふし)」「咲きのこる」この美しい錯覚

十四歳(じふし) 駅舎沿ひ黄色のカンナ咲きのこる誰をも閉ざす十四歳(じふし)のやうに(上村典子) KADOKAWA『短歌』2016.2月号「誕生日」より 「駅舎沿ひ黄色のカンナ咲きのこる」姿は、そこに、「十四歳(じふし) … 上村典子「十四歳(じふし)」「咲きのこる」この美しい錯覚

十四歳(じふし) 駅舎沿ひ黄色のカンナ咲きのこる誰をも閉ざす十四歳(じふし)のやうに(上村典子) KADOKAWA『短歌』2016.2月号「誕生日」より 「駅舎沿ひ黄色のカンナ咲きのこる」姿は、そこに、「十四歳(じふし) … 上村典子「十四歳(じふし)」「咲きのこる」この美しい錯覚

母は財布を失くす 二、三日おきに財布を失くす母。さまざまの場所からわが見つけ出す(高島裕) 本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「帰郷十年」より と、詠まれているからには、「母」は、「財布」を、「さまざまの場所」に置いてい … 高島裕「夜深き駐車場より全天を」自意識を消し去った魅力が

1 自律神経失調症と言ふ医者はみんなヤブだと息子が言へり(花山多佳子) 本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「ザムザ」より 一読して、一言、おもしろかった。 2 結論的に、そんなことはない。ないし、「自律神経失調症と言ふ」 … 花山多佳子の短歌/カフカ『変身』の主人公と紙一重の差に

気持ちも場面もよくわかる 友達をとられたような感覚に知らぬ職場の話を聞けり(井上佳香) 本阿弥書店『歌壇』2017.1月号「十一月、夜」より これとほぼ同じ経験があって、わたしは、この気持に共感できる。記憶の底に眠ってい … 井上佳香「友達をとられたような」友達に改めて価値を置ける

1 教師による体罰はあっていいのか。 国家は、その結論を、既に出している。教員が体罰を加えることはできない、と。 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒 … 短歌で体罰の是非は説けるのか/森山良太『西天流離』より