松村正直「待ってくれたろう」別の人生もあった夢のせつなさ

待ってくれたろう 待つように言ったら待ってくれたろう二十分でも二十年でも(松村正直) 書肆侃侃諤房『短歌タイムカプセル』東直子 佐藤弓生 千葉聡編著 松村正直『駅へ』より 待っていてくれないか、と、言えなかった。そして、 … 松村正直「待ってくれたろう」別の人生もあった夢のせつなさ
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待ってくれたろう 待つように言ったら待ってくれたろう二十分でも二十年でも(松村正直) 書肆侃侃諤房『短歌タイムカプセル』東直子 佐藤弓生 千葉聡編著 松村正直『駅へ』より 待っていてくれないか、と、言えなかった。そして、 … 松村正直「待ってくれたろう」別の人生もあった夢のせつなさ

喉元のここちよさ チュンチュンとすずめの鳴ける喉元のここちのよさと桜の開花(渡辺松男) KADOKAWA『短歌』2024.6月号「雀の時間」より すずめがチュンの時の、その「喉元のここちよさ」を、<わたし>もまた、ご自分 … 渡辺松男「すずめのチュン」ああすずめのチュンの偉大なる力

カプチーノの泡 なんぼ下品といわわれてもカプチーノの泡を嘗め尽くさずにはいられない(白瀧まゆみ) 本阿弥書店『歌壇』2016.8月号「いられない」より と、詠んで、<わたし>は、ほんとうに「カプチーノの泡を嘗め尽く」して … 白瀧まゆみ「いられない」何を詠むかよりそれをいかに詠むか

何から何まで魅力的 雪を食へばしらゆきひめになるといふわが嘘を聞く耳やはらかし(時田則雄) 第26回(1980年)角川短歌賞「一片の雲」より 何から何まで魅力的な歌である。 わたくし式守は、この一首のどこがどう魅力だった … 時田則雄「しらゆきひめになるといふ」嘘が永遠に勝利する耳

わかりやすい歌なのであるが そういえば愉しいときは在ることに気付かなかったメリーゴーランド(中川佐和子) KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(人)より わたくし式守の、これも、大好きな一首である。 … 中川佐和子「そういえば」難しいことを難しくなく読めること

ここにもゐない実感 ここにゐてここにもゐない実感にたつたひとつの雲浮きてをり(渡辺松男) 本阿弥書店『歌壇』2017.9月号「赤鴉」より 初読で、まず、「ここにゐてここにもゐない」という実感があることに、あれっ、となった … 渡辺松男「ここにゐてここにもゐない」自分の身を抱きしめる
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