玉井まり衣

おすすめの一首

玉井まり衣「とつくにゐない」断片は愛しく静かで温かい地平

「死について詠つた歌」は死について詠つた歌を読んでゐる  つくつた人はとつくにゐない(玉井まり衣)ながらみ書房『短歌往来』2026年3月号「はるのかたち」よりその歌に「死」はどんなものだったのか、ご自分はどんな死生観なのか、それはわからない...
おすすめの一首

短歌における助詞について/玉井まり衣の短歌より/光と闇が

大好きなあなたへ助詞ばかりやたらついてる文章を一日一回深夜に送る(玉井まり衣)ながらみ書房『短歌往来』2026年3月号「はるのかたち」より助詞とはたとえばこうか格助詞好きな人に、あだたが、あなたが、あなたが、と。ま、たとえばそんな文章か。<...
おすすめの一首

玉井まり衣『盗撮の犬』コンプライアンスを一気に無効化する

盗撮の犬盗撮の犬の写真が付けられたメールが届く正月二日(玉井まり衣)ながらみ書房『短歌往来』2026年3月号「はるのかたち」より盗撮の犬ってあなた。現代ではたとえ犬でも勝手に撮ってはいけないのか。この「盗撮」によって、なぜこうもおもしろく読...
おすすめの歌集

玉井まり衣『しろのせいぶつ』美しいが悲しい変奏曲のネジが

きみんちのネジ真昼間にふたり棚前しゃがみこみ密やかに選ぶきみんちのネジ(玉井まり衣)ながらみ書房『しろのせいぶつ』(Ⅱ Rちゃんへ)より『しろのせいぶつ』のⅡは現代仮名遣いです童話のようにいっしょにいるふたりなのに、<わたし>が「選ぶ」のは...