高島裕

おすすめの一首

短歌における闇/こっそりと先回りする影/高島裕の短歌より

アメリカ大統領は脇役トランプ支持者の気落ちはわかる、こつそりと先回りする影は見えつつ(高島裕)ながらみ書房『短歌往来』2026年6月号「随想Ⅱ」より国際政治の動向を見つめている意匠で、しかし、その内実は、人類の構造的な不気味さである。と、読...
短歌往来より

高島裕の連作/久永草太の時評/『短歌往来』2025.7月号

『短歌往来』2025年7月号を購読。三宅勇介氏の『倫理と文学』(評論月評)を繰り返し読む。高島裕の『アイデンティー』と久永草太の『何を言っても許されるのか』(時評)について。筆者(式守)はいずれも読んでいた。また、以降の、両者へのご意見(数...
おすすめの一首

高島裕「あのころ花が見えてなかつた」内省を日常の風景に

あのころ花が見えてなかつたドアノブの形から呼び出す記憶 あのころ花が見えてなかつた(高島裕)邑書林 セレクション歌人『高島裕集』「東京山河」(Ⅲ(2003.1-11) 旧居再訪)よりこのドアは、かつてここに住んでいた、親ある玄関か。で、ノブ...
おすすめの一首

高島裕「夜深き駐車場より全天を」自意識を消し去った魅力が

母は財布を失くす二、三日おきに財布を失くす母。さまざまの場所からわが見つけ出す(高島裕)本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「帰郷十年」よりと、詠まれているからには、「母」は、「財布」を、「さまざまの場所」に置いているわけだ。また、ご高齢では...