森山良太

おすすめの歌集

森山良太『西天流離』群れたる鰯/雨に咲きたる緋寒桜の花は

「われもまた」の「また」われもまた群れたる鰯 夕暮れのハチ公前の交差点ゆく(森山良太)ぶどうの木出版『西天流離』(AUTO REVERSE)より<わたし>は一人でいられなかった。ハチ公前とは、ここに恵みでもあるのか、若かった頃は、若者たちが...
コラム

短歌で体罰の是非は説けるのか/森山良太『西天流離』より

1教師による体罰はあっていいのか。国家は、その結論を、既に出している。教員が体罰を加えることはできない、と。校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただ...
おすすめの一首

森山良太「離島配属」現実を生きる人一人の人生の偉大な価値

神々しいほどの短歌サクッサクッ 踏む雪鳴ると語るとき生徒ら私語をやめてわれ向く(森山良太)第51回(2005年)角川短歌賞「闘牛の島」より神々しいほどの威厳を覚える。「サクッサクッ 踏む雪鳴る」が神々しいのではない。「サクッサクッ 踏む雪鳴...
おすすめの一首

森山良太「佐藤かおり」短歌に口語体と文語体が共鳴する魅力

まずは一言たのしいです「安寧」の意味など今日は訊いてくる佐藤かおりに何がありしか(森山良太)KADOKAWA『現代短歌アンソロジー』平成二十七年下巻(人)より「佐藤かおり」にはふだんからこのような唐突な問いがよくあるのか。にしても、こたびは...