くりはらさとみ

モチベーション

短歌で人生の成功と危険の表裏一体を/くりはらさとみの傑作

シールをはがせた日あまりにもみごとにシールをはがせた日 ああ 掃除機の掃除までした(くりはらさとみ)「Meets Regional」2026年6月号「岡野大嗣と詠むレッツ短歌!」第61回テーマ「シール」一読後、まずこんなことを思った。(“読...
おすすめの一首

短歌に美しい5秒の時空を/くりはらさとみさんの短歌より

スポンジにクリームスポンジにクリームをならすようにして秒針は1のあたりをつうか(くりはらさとみ)「Meets Regional」2026年3月号「岡野大嗣と詠むレッツ短歌!」第58回テーマ「1」5秒経過した。「スポンジにクリームをならすよう...
コラム

短歌を読む価値/くりはらさとみの短歌/マジックリアリズム

1道路にはたくさんの羽が散らばってアスファルトってハト食べるんだ(くりはらさとみ)『ダ・ヴィンチ』25.02月号「短歌ください」(自由詠)穂村弘・選より雨で今、街は深海。ボクたちはスマホで顔を照らし合う海月(同)東京歌壇25.10.19東直...
おすすめの一首

くりはらさとみ「でも、と」こんな繊細な言葉の斡旋もある

平易なれども繊細なありがとう ここからの道はわかります。でも、と言われても帰れますから(くりはらさとみ)京歌壇26.02.08東直子・選よりただの道案内ではなかろう。何かを寓話的に表現した。人生の迷いのようなもの。あとは自分の力で生きていか...
おすすめの一首

くりはらさとみ「フェイクの羽」青春時代の恋愛に鋭い視線が

恋愛の甘美の裏で/幾重にも層をなす心情友だちの彼氏の翼にくるまれてフェイクの羽に目をつむってた(くりはらさとみ)『群像』2025年2月号「群像短歌部」テーマ(間違えたこと)木下龍也・選「友だちの彼氏」と詠まれている。現在まだ若い女性がこう詠...
おすすめの一首

読売歌壇(俵万智)と短歌くださいより/技巧を超えたものが

今のそのままの言葉このコトバ孵りそうだけどあなたには殻つきのまま渡しちゃいたい(くりはらさとみ)読売歌壇25.10.06俵万智・選よりこんなことを考えた。練りに練った言葉にしないでもいいのだ。今の、まず浮かんだ言葉をそのまま、どなたかに差し...
モチベーション

くりはらさとみ「折り紙の裏のにおい」迷える羊を捜す尊さを

寄り道折り紙の裏のにおいを嗅ぐような寄り道をまだ始めたばかり(くりはらさとみ)「Meets Regional」2025年12月号「岡野大嗣と詠むレッツ短歌!」第55回テーマ『寄り道』より「寄り道を始めた」がすばらしい。寄り道であることに焦燥...
コラム

残された命の問いの答えにしたい/読売歌壇俵万智選歌欄より

1生きている証のスタンプ押すように母はポンポン杖つき進む(くりはらさとみ)読売歌壇25.06.10俵万智・選より筆者(式守)は、この一首で、残された人生の問いの答えを、目の前の霧が晴れるように見せてもらった。2予後がどうなるか医師にもわから...
おすすめの一首

くりはらさとみ「好きです」恋をして時間が通り過ぎていた頃

キッチンで結婚式キッチンで結婚式を挙げているハエを一度に天国へ送る(くりはらさとみ)『ダ・ヴィンチ』25.09月号「短歌ください」より穂村弘・選「結婚式を挙げている」ここ「キッチン」は、「ハエ」が新郎新婦になる教会らしい。あ、いや、神前式な...
おすすめの一首

くりはらさとみ「とつぜん」すぐそばの意表を突くリアリティ

パソコンという既婚者「とつぜん」を変換したらパソコンは「結婚した」と既婚になった(くりはらさとみ)読売歌壇25.03.31俵万智・選より変換するとおかしな単語が出ることがある。「既婚」の単語に「とつぜん」の読みを登録すれば。こんな変換はいく...
第一歌集の出版

第一歌集出版/結社無所属にわからないことをどう解決したか

結社無所属は歌集を出せないのか結社無所属だろうが歌集を出せないわけがない。が、師も先輩も友(歌友)もいない。相談できる相手がいないのである。どなたか好きな歌人にメールを送って教えを乞うことも不可能ではないが、たとえお相手にご迷惑がなかったに...
お知らせ

歌人のくりはらさとみさんが『色えんぴつを』をインスタに

1歌人のくりはらさとみさんが、拙著『色えんぴつを』を、インスタグラムに投稿してくださいました。ありがとうございます。2 この投稿をInstagramで見る くりはら さとみ(@chiyopiyo6)がシェアした投稿3このように読んでいただけ...