五十嵐順子

お知らせ

『色えんぴつを』の書評/『短歌往来』に五十嵐順子さんより

1拙著『色えんぴつを』の書評が『短歌往来』2025.5月号に載りました。書評●式守  操歌集『色えんぴつを』●五十嵐順子「一歩踏み出す」ありがとうございました。2全編に生きることの頼りなさ、不安定を詠いながら、人間性の回復を予感できる一冊で...
第一歌集の出版

第一歌集出版/結社無所属にわからないことをどう解決したか

結社無所属は歌集を出せないのか結社無所属だろうが歌集を出せないわけがない。が、師も先輩も友(歌友)もいない。相談できる相手がいないのである。どなたか好きな歌人にメールを送って教えを乞うことも不可能ではないが、たとえお相手にご迷惑がなかったに...
第一歌集の出版

短歌/第一歌集の出版/決断のハードルは高かった/どうした

歌集を出版する決断にどんなハードルがあるか歌集を出したい、となっても、コンクールに出詠するのとはわけが違うのである。ハードルがある。それも高いハードルが。次の3つがわたしの決断を鈍らせた〇 経済的なハードル〇 時間的なハードル〇 無意味では...
おすすめの一首

五十嵐順子「青鷺の瞑想日和」青鷺が思いめぐらすものとは

そこに青鷺がいたわずかなる雨は湖面に波も立てず瀬の青鷺の瞑想日和(五十嵐順子)KADOKAWA『短歌』2015.9月号「おれの杭」よりこの連作「おれの杭」は、歌集『奇跡の木』(ながらみ書房)に収録されています実在の「青鷺」が視界にある。「湖...
おすすめの一首

五十嵐順子「空に小さき皺も」生と死が張り合う天そして地

生と死とあくまで生の側にいて空に小さき皺も残さず人逝きて拡声器の声新しき四月(五十嵐順子)ながらみ書房『連鎖』(母葬りたる視界)より「人逝きて」に、「空に小さき皺も残さず」との表現は、わたくし式守の胸に、しみじみとしむ情感がある。されど、わ...
おすすめの一首

五十嵐順子「書類袋持ちしまま会いに来し人が」揺さぶる短歌

短歌はこの人生を問う書類袋持ちしまま会いに来し人がそれを抱きて帰りゆきたり(五十嵐順子)ながらみ書房『I miss you』(ルーペ)よりこれ、これ、こういうの。こういう短歌を、わたくし式守は、大好きなのである。ある時空に、ふたりはいっしょ...
おすすめの一首

五十嵐順子「一度はかぶりみる」世界がそよぐは音色次第で

短歌は説明文ではないからである冬物を出すたび一度はかぶりみる父の雪下ろし用目出し帽(五十嵐順子)ながらみ書房『Rain tree』(グレタ・ガルボみたい)より短歌は説明文ではいけない。説明文では詩にならない。その帽子がどんな帽子かただ説明さ...
おすすめの一首

五十嵐順子「嫌がる酸素マスクも当てる」何度でも歌える短歌

人間は人間を死なせたくないごめんなさいこの世は難儀なところにて嫌がる酸素マスクも当てる(五十嵐順子)『詩客』「見るのみ」より人間は、人間を、死なせるわけにいかない。このテーゼが、こうもわかりやすく腑に落ちた例を、わたしは、他に知らない。この...