穂村弘

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柴田葵の短歌より/「実際」の増幅/それは衒われた奇でなく

1 あの友は私の心に生きていて実際小田原でも生きている(柴田葵) 『母の愛、僕のラブ』 小学館『短歌のガチャポン』穂村弘より 2 作者には失礼であろうところをバカ正直にナンであるが、わたしは、『母の愛、僕のラブ』を通して 柴田葵の短歌より/「実際」の増幅/それは衒われた奇でなく

短歌も天体に依存しているのではないか/国分良子の歌を例に

1 警報器が鳴って遮断機下り始む今日は誰とも話していない(国分良子) 本阿弥書店『ぴいかんの空』(鳥海山)より こんなことはある。まったく同じ経験は一度もないのにわかる。 2 「今日は誰とも話していない」なあ、と踏切で思 短歌も天体に依存しているのではないか/国分良子の歌を例に

穂村弘「目を閉じる」燦然とされど痛みに裂かれるあの夏の光

穂村弘のわたしが愛する一首 コピー機に本押しつけて目を閉じる 岡田有希子の夏の光よ(穂村弘) 本阿弥書店『歌壇』2016.8月号「五百円玉の夜」より 確かめる機会がないが、試験が近づいた学生が、友人のノートや試験に関係す 穂村弘「目を閉じる」燦然とされど痛みに裂かれるあの夏の光

短歌ください

「短歌ください」について 『ダ・ヴィンチ』の短歌応募コーナー。 【選者】穂村弘(1名) 掲載日 『ダ・ヴィンチ』発売の毎月6日(6日が日曜祝日であれば前日に繰り上げられる) 自由詠を含めて13首から15首の掲載(毎月一定 短歌ください

岡野大嗣さんに『短歌ください』のイベントで紹介されました

1 岡野大嗣さんにイベントで拙作を紹介していただきました。 『短歌ください 海の家でオセロ篇』の出版を記念して、去る2月26日に歌人たちのトークイベントが開催されました。穂村弘さんに加え、岡野大嗣さん、木下龍也さん、鈴木 岡野大嗣さんに『短歌ください』のイベントで紹介されました