服部真里子「酸漿(ほおずき)」と「コピー用紙」的と光

標的とは 酸漿(ほおずき)のひとつひとつを指さしてあれはともし火 すべて標的(服部真里子) 本阿弥書店『行け広野へと』(あれはともし火)より 酸漿と言えば、お盆に欠かせないものである。墓や仏壇が赤く色づく。死者の霊を導く … 服部真里子「酸漿(ほおずき)」と「コピー用紙」的と光
記事表示件数:4件
標的とは 酸漿(ほおずき)のひとつひとつを指さしてあれはともし火 すべて標的(服部真里子) 本阿弥書店『行け広野へと』(あれはともし火)より 酸漿と言えば、お盆に欠かせないものである。墓や仏壇が赤く色づく。死者の霊を導く … 服部真里子「酸漿(ほおずき)」と「コピー用紙」的と光
1 わたしが短歌を始めた頃の、今でも印象に残っている話題が、服部真里子の「水仙と盗聴」だった。 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水(服部真里子) 2 当時の“評”をここに並べる煩は避けるが、わたくし式守の … わからない短歌?/服部真里子「水仙と盗聴」/今さらまた?
たとえばクリスマスはこう詠まれた 樅の木の線対象のいくつかを収めた冬のカメラを磨く(服部真里子) 本阿弥書店『行け広野へと』(冬のカメラ)より 「樅の木」を「冬のカメラ」が。ああ、これは、クリスマス会の記念写真か。 クリ … 服部真里子『行け広野へと』最も価値ある瞬間を表現する手法
キリストと<わたし> キリストが湖(うみ)ゆく場面読みながら口つけている冷たいコーラ(服部真里子) 本阿弥書店『歌壇』2017.12月号「マクベスの正気」より この湖(うみ)はガリラヤ湖だろうか。読んでいるのは、福音書の … 服部真里子「触れたら狂ってしまう王冠」罪深くかなしいこと