春野りりん「月のこころ」短歌の容積が大きくなる時間の堆積

音 着信の音づれを待つ良夜なり水脈曳きわたる月のこころに(春野りりん) 本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「月天心」より まわりを見渡せば、このような「良夜」が、この世界にはあるのである。 「音づれ」の「音」は携帯か。夫 … 春野りりん「月のこころ」短歌の容積が大きくなる時間の堆積
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音 着信の音づれを待つ良夜なり水脈曳きわたる月のこころに(春野りりん) 本阿弥書店『歌壇』2016.1月号「月天心」より まわりを見渡せば、このような「良夜」が、この世界にはあるのである。 「音づれ」の「音」は携帯か。夫 … 春野りりん「月のこころ」短歌の容積が大きくなる時間の堆積
1 なぜ小説ではなくて短歌なのか。 なぜ魚屋ではなくて八百屋なのか、とは似て非なる問いである。 (以下、思いつくままに) 2 宮部みゆきを読み漁っていた時に、わたしは、わたしもミステリー系の小説をものして、文壇に打って出 … 春野りりんと坪野哲久の短歌/木村カエラの「Butterfly」
1 当サイト(短歌研究室)が、月間pv数で、3千を達成しました。 当サイトを始めたのは、2020年の、年が明けてでした。2022年8月現在、解析ツール(グーグルアナリティクス)を確認すると、(月間の)「ページビュー数」に … 月間pv数が3,000pvを突破しました
短歌は安易なところに美を生まない 菜のはなを挿してくれけり如月のさむきゆふべのまなかひ明る(坪野哲久) 邑書林『留花門』(靑圃)より わたくし式守はただ、この一首の、余すところのない凛冽の気に搏たれて、坪野哲久の「まなか … 坪野哲久「菜のはなを挿してくれけり」消滅してなお永遠の美
ころがる石を詩として拾う 夕暮れに子らが蹴りたる石けりの石わが影のなかをころがる(糸川雅子) 砂子屋書房『糸川雅子歌集』/『水蛍』(日記)より たとえば、歩道を歩いていて、誰かが足でちょっとどかした空き缶がころがる音がき … 糸川雅子「石けりの石わが影のなかを」ありのままのすがたを
1 わたしの大好きな歌集『ここからが空』(本阿弥書店)の作者・春野りりんさんに、当サイトを紹介していただきました。 春野さんが目にとめてくださって、ご自身のnoteに、そのことを載せてくださいました。 ありがとうございま … 歌人の春野りりんさんに紹介されました