
『短歌往来』2026年8月号に片桐宏子さんの第一歌集『不覚』の書評を寄稿しました。
まことに尊い一冊です。
どれだけ多くの人に読んでいただきたいか、文字数に限りはありましたが、全霊を傾けて執筆しました。

著者・片桐宏子
帯文・谷岡亜紀
装幀・高山ケンタ
定価・本体2,400円+税
四六判上製カバー装/192頁
ながらみ書房刊
ISBN978-4-86629-381-3
帯文より
一人になった暮らしを、それはそれとして肯定し、積極的に楽しもうとする、「老い」の智慧でありユーモアである。
谷岡亜紀
帯文の歌
十薬を干したる掌にて受話器取る良き伝言の無きにしもあらず
桐一葉風に素直に曳かれゆく八十路の気概吾れにまだある
つかれ目の老眼鏡にゆがむ文字雨まだ止まぬ文月朔日
満開の花の甘さをくぐり来し余韻のまずは白湯をのみたり
真実は身近にありぬ刻がきて夕すげの花静かにひらく
