式守 操

大辻隆弘さんの連載に『色えんぴつを』の一首が載りました NEW!

1 歌人の大辻隆弘さんが、『日本農業新聞』に連載の「おはよう!今日の名歌と名句」に、拙著『色えんぴつを』から一首、載せてくださいました。 <正しくは「大述隆弘」です> 軽トラが こぼして去った空き缶を つつむ軍手に微糖が 大辻隆弘さんの連載に『色えんぴつを』の一首が載りました

短歌/第一歌集の出版/決断のハードルは高かった/どうした

歌集を出版する決断にどんなハードルがあるか 歌集を出したい、となっても、コンクールに出詠するのとはわけが違うのである。ハードルがある。それも高いハードルが。 次の3つがわたしの決断を鈍らせた 〇 経済的なハードル 〇 時 短歌/第一歌集の出版/決断のハードルは高かった/どうした

玉井まり衣『しろのせいぶつ』美しいが悲しい変奏曲のネジが

きみんちのネジ 真昼間にふたり棚前にしゃがみこみ密やかに選ぶきみんちのネジ(玉井まり衣) ながらみ書房『しろのせいぶつ』(Ⅱ Rちゃんへ)より 『しろのせいぶつ』のⅡは現代仮名遣いです 童話のようにいっしょにいるふたりな 玉井まり衣『しろのせいぶつ』美しいが悲しい変奏曲のネジが

木曽陽子「わが街に白き館の」見え得ていなかった美の認識を

それはあった 八月の音なき日なれどわが街に白き館の立ちあらわれつ(木曽陽子) 本阿弥書店『歌壇』2016.10月号「獏の見る夢」より 八月。音なき日。白き館。 八月なのに「音なき日」である。音なき日なのに「白き館」なので 木曽陽子「わが街に白き館の」見え得ていなかった美の認識を