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2026-07-24

短歌往来より

題詠新論/渡邊新月さんより/『短歌往来』2026年6月号

『短歌往来』2026年6月号を購読。松村正直さんの「評論月評」をおもしろく読む。「かりん」4月号の渡邊新新月さんの評論「偏見と普通、虚構と現実―題詠新論」のご紹介。結社誌にまで手がまわらない者に、このような“月評”は、ほんとうにありがたい。...
2026.07.24
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五十嵐順子「嫌がる酸素マスクも当てる」何度でも歌える短歌
人間は人間を死なせたくないごめんなさいこの世は難儀なところにて嫌がる酸素マスクも当てる(五十嵐順子)『詩客』「見るのみ」より人間は、人間を、死なせるわけにいかない。このテーゼが、こうもわかりやすく腑に落ちた例を、わたしは、他に知らない。この...
短歌研究室
2021.03.25
渡辺松男「すずめのチュン」ああすずめのチュンの偉大なる力
喉元のここちよさチュンチュンとすずめの鳴ける喉元のここちのよさと桜の開花(渡辺松男)KADOKAWA『短歌』2024.6月号「雀の時間」よりすずめがチュンの時の、その「喉元のここちよさ」を、<わたし>もまた、ご自分の喉元に感じたのだろうか。...
短歌研究室
2024.08.21

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古谷円『ひきあけを渡る』時間という絶対的な体系は愛を継ぐ
衝突なき外界人間は環境になじんでこの人生を送る。しかし、なじむ程度でない人もいるらしい。歌集『ひきあけを渡る』の著者・古谷円は、たとえばそのようなお人に思えるのである。あたかも身を巡る自然界と一体化しているのではないかと。こんな一首。春のか...
短歌研究室
2025.11.30
阪森郁代『ノートルダム』俯仰天地に愧じざるの姿をみつける
端的にカーテンを開けて始まる一日の端的にここより一羽飛び立つ(阪森郁代)短歌研究社『ノートルダム』(奇妙な家)より「一羽」とは、<わたし>のこと、つまり著者のことであろうかと。そして、「端的に」との措辞。「端的に」とは、文脈によってニュアン...
短歌研究室
2025.10.20

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読売歌壇「こんな失恋」郷愁/たかだかほこりに難儀でこんな
清掃の仕事中にチリトリをふわりとかわすわたぼこりいくらかあったこんな失恋(式守操)選者:黒瀬珂欄(25.01.20)より冬。建物の共用通路は、端に、隅に、ほこりがよくたまる。わたしは、清掃作業員である。現場によっては業務用の掃除機を使うが、...
短歌研究室
2025.01.20
NHK短歌佳作「負ける」才能もないのに短歌を続けられるか
敗者の美学はある首位打者が不遇に耐えていた過去を首位を逃した彼は語った(式守操)佐佐木頼綱・選題詠「負ける」よりNHK短歌の佳作に一首、採っていただきました。さて、たとえば短歌を投稿して、不採用は、採用された人に負けること?採用されたとして...
短歌研究室
2021.10.20

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松川洋子の短歌/「生まれた」と「死ぬとき」の歌/歌の継続
生まれた哲学きいちゃんはきいちゃんになるために生まれたの 八歳の子の妙(たへ)なる哲学(松川洋子)本阿弥書店『歌壇』2017.4月号「奇想天外」よりきいちゃんには、これからも長く生きてゆくことに、煩瑣なものが何もない。完成された哲学とはこの...
短歌研究室
2023.06.21
鈴木美紀子「トィンクル」短歌なんてやめておけばよかったか
まずこの短歌をトィンクル、トィンクル、って星空にアフレコしていたお通夜の帰り(鈴木美紀子)KADOKAWA『短歌ください(双子でも片方は泣く夜もあ篇)』テーマ・きらきらよりこの一首は、コールサック社『金魚を逃がす』の「トィンクル」にも収めら...
短歌研究室
2021.01.02

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和泉式部の伝説/『短歌往来』2026年3月号/「女人禁制」
『短歌往来』2026年3月号を購読。喜多弘樹氏のエッセイ「女人禁制」をおもしろく読む。山伏は金鉱脈を探し当てて一儲けしようとたくらむ輩だった説には驚いた。が、女人禁制だったことでは、もっと驚いた。「女人禁制」というものに、筆者はいかにひょう...
短歌研究室
2026.05.08
深尾早央里さんの姿勢/短歌往来2025年10月号/青葉闇より
『短歌往来』2025年10月号の今月の新人をおもしろく読む。深尾早央里さんの紹介。連作「青葉闇」掲載。(前略)考えながら、立ち止まりながら、迷いながら、詠んでいます。(後略)  連作に添えたエッセイよりこのようなお考えで、深尾早央里さんは、...
短歌研究室
2025.12.08

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短歌における肉体と精神/奈落の口が/花山周子の短歌より
1夜の風のぼおーぼおーっと吹く夜の腹筋を百回すれば開く奈落の口が(花山周子)小さな娘抱き上げるときの感触が腕に兆せり路地を曲がりて(同)いずれもながらみ書房『短歌往来』2026年6月号「動脈」より2まずこちらの一首を。夜の風のぼおーぼおーっ...
短歌研究室
2026.07.16
千葉聡氏の時評「歌人を続ける、歌人をやめる」について
1『「詩客」短歌時評』というブログがある。その短歌時評の155回は、「歌人を続ける、歌人をやめる」とのタイトルで、歌人をやめようと思っている大学生歌人の話が載せられていた。(2020.05.06)著者は、千葉聡氏である。ネットでフォロワーを...
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2020.11.22
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